子供の時のドッグフードって大人とは違うの❓
必要とするエネルギーが違うから、成犬と子犬のフードは違うのを選ばないといけないんだ。
ドッグフードと一括りに言っても、その種類は様々。子犬は子犬用のドッグフードを与えなければいけません。今回の記事では、子犬用ドッグフードを選ぶポイントや注意することなどをまとめました。
子犬を飼い始めた人や、何を基準に選んでいいか悩んでいる人は是非参考にして下さい。
パピー期の子犬に必要な栄養素とは?
パピー期とは、生後2ヶ月から6ヶ月までの子犬のことを指します。この時期は、犬の一生の中で最も成長が早く、体重が約4倍になります。
そのため、パピー期の子犬には、成犬よりも多くのエネルギーとタンパク質が必要。また、骨や歯、筋肉、皮膚、毛などの発達に欠かせないカルシウムや亜鉛、鉄などのミネラルや、免疫力や神経系の機能に重要なビタミンも必要になります。
パピー期の子犬には、これらの栄養素がバランスよく含まれたドッグフードを与えることが大切です。
パピー向けの子犬用ドッグフードの特徴と選び方
子犬用ドッグフードは、成犬用ドッグフードと比べて、以下のような特徴があるよ。
- エネルギーとタンパク質の含有量が高い
- カルシウムや亜鉛などのミネラルの含有量が高い
- ビタミンやオメガ3脂肪酸などの栄養素が豊富に含まれている
- 粒の大きさや硬さが小さく、噛みやすい
- 消化吸収が良い
パピー向けのドッグフードを選ぶときは、以下の点に注意してね。
子犬用、パピー用、オールステージなどの区分があるので、それに従って選ぶ。
タンパク質の質や量、添加物の有無などをチェック。
子犬が食べやすく、食いつきが良いドッグフードを選ぶ。また、アレルギーや消化不良などの問題がある場合は、獣医師に相談しよう。
パピー犬の体型管理!太り過ぎに注意しよう
パピー期の子犬は、成長が早く、食欲旺盛。しかし、食べ過ぎや運動不足は、太り過ぎや肥満につながり、成長に悪影響を及ぼします。
太り過ぎや肥満は、糖尿病や関節炎、心臓病などの病気のリスクを高めるだけでなく、寿命を短くする可能性もあるので注意しなければいけません。
パピー期の子犬の体型管理には、以下のことが大切だよ
- ドッグフードの量を適切に調整
ドッグフードのパッケージに記載されている目安量を参考にし、子犬の体重や活動量に応じて増減させる。一日に与えるドッグフードの量は、3~4回に分けて与える - 子犬の体重や体型を定期的にチェック
子犬の体重は、毎週測定し、成長曲線に沿っているか確認する。子犬の体型は、肋骨や腰骨が手で触れる程度に感じられることが理想的である - 子犬に適度な運動をさせる
子犬には、毎日15~30分程度の散歩や遊びをさせる。運動は子犬の筋力や骨密度を高めるだけでなく、ストレスや退屈を解消し、社会性やしつけにも役立つ
ドッグフードの種類と与え方
ドッグフードは大きくわけると、主に以下の3種類があるよ
- ドライフード:水分が少なく、保存がしやすい。噛むことで歯垢や歯石の予防にもなる。総合栄養食で栄養バランスがしっかり計算され、コスパが良い。
- ウェットフード:水分が多く、食べやすい。食いつきが良く、食欲がないときや高齢犬にも適する。香りや味が豊かで、食事のバリエーションにもなる。
- セミモイストフード:水分が中程度で、柔らかくて噛みやすい。食いつきが良く、ドライフードやウェットフードと混ぜて与えることもできる。保存料や着色料などの添加物が多く配合されていることが多い。
ドッグフードの与え方は、以下の点に注意してね
常に清潔を保つ
器は子犬の口に合った大きさや深さのものを選び、毎回洗って清潔に保つことが大切です。
定期的に変える
子犬には、食事のバリエーションを変えることで、偏食や飽きを防ぎ、栄養バランスを整えることができます。ドッグフードを変えるときは、徐々に混ぜて慣らすことで、消化不良や下痢を防ぎます。
ウェットフードは常温にする
冷蔵庫から出したドッグフードは、室温に戻してから与える。電子レンジで温める場合は、熱くなりすぎないように注意しましょう。
子犬の歯と口腔ケア!ドッグフードの形状と硬さの選び方
子犬の歯は、生後3~4週間で乳歯が生え始め、生後4~6ヶ月で永久歯に生え変わります。この時期は、歯がかゆくて噛みたくなることが多く、家具や靴などを噛んでしまうこともあります。
子犬の歯と口腔ケアには、以下のことが大切だよ
硬すぎるドッグフードやおやつは、歯が欠けたり割れたりするので避けましょう。柔らかいドッグフードやウェットフードを与えることで、歯への負担を減らすことができます。
歯が生え変わった後には、歯垢や歯石の予防のために、硬めのドッグフードや歯磨き用のおやつを与えましょう。ドッグフードの形状は、歯に食い込みやすいものや、歯と歯茎をマッサージするようなものがおすすめです。
歯磨きは、子犬のうちから慣らしておくことが重要。犬用の歯ブラシと歯磨き粉を使って、優しく行いましょう。歯磨きが苦手な子犬には、歯磨き用のスプレーやジェルを使うのがおすすめです。
歯磨きは子犬のうちから慣れさせて、習慣化することが大事。最初から無理せず、まずは口の中に手を入れることに慣れさせよう。
まとめ
パピーと成犬では栄養バランスが違うため、必ず「パピー用」「子犬用」「オールステージ」と表示があるものを選びましょう。
また、硬すぎるドッグフードは歯を傷めてしまう可能性もあるので注意が必要。歯が全て生え変わる前は、柔らかめのドッグフードがおすすめです。
シニアになってもきれいな歯を維持できるように、子犬のうちからしっかりケアをしておきましょう。